植物相調査
調査地域周辺を踏査し、生育している植物種を記録することにより、植物の種構成(フロラ)を明らかにする方法です。主に、シダ植物以上の維管束植物を対象とします。
マキノスミレ
フクジュソウ
オオイヌノフグリ
オオタカネバラ
植物相調査
植物群落調査
植物はある場所で単独で生育していることは少なく、ふつうは似た環境を好む複数の種が集まって「植物群落」を形成しています。植物群落は、その環境に特徴的な植物種の組み合わせによって、他の群落と区分することができます。
植物群落調査では、主に植物社会学的な調査方法(Braun-Blanquet法)に従って調査を行います。植物群落を分布などの水平方向の情報だけでなく、群落構造(高木層、低木層、草本層)や種構成、各種の生育量(被度で表します)、生え方(群度で表します)などの情報も取得します。
植生調査
ススキ群落
植生図
調査結果をもとに、地図上に植物群落の分布を表示した植生図を作成します。
植生図
GoogleEarthへの重ね合わせ
植生断面図
群落内の植物の階層構造を模式的に示した断面図を作成します。
植生断面図:低木・草本層
植生断面図:高木層