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沖縄生き物観察記

2026年5月22日
文:第一環境調査課 昆虫G 細見 周平

11年ぶりの沖縄へ

2025年2月にお休みをいただき、3泊4日で沖縄本島へ行ってまいりました。沖縄本島には11年前、卒業旅行で観光に訪れましたが、生き物の観察を目的とした探訪は今回が初めてです。今回は2月でも確認できそうな水生昆虫と鳥類を、この旅の主要な対象としました。弊社から仙台空港はかなり近く、また仙台空港から那覇空港までの直通便があるので、現地へのアクセスは非常に楽です。

空港から出て最初に思ったのが、寒い…。初日から寒波に見舞われたせいで、想像をはるかに上回る寒さです(もちろん、東北よりはずっと暖かいですが)。さらに雨も降っており、最高のお出迎えとなりました。空港近くでレンタカーを借りると時刻は16時、沖縄市内に宿を手配していたため、とりあえず那覇周辺の干潟で鳥を探すことにしました。

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    クロツラヘラサギ

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    セイタカシギ

いきなり人生初記録となる鳥が出現しました。その後は時間がないので早々に那覇を出発、宿に着いたら荷物を降ろして近くの食堂で夕食。美味しいし、このボリュームで700円以内。凄すぎる…。食事を終えて宿へ戻る途中に寄り道していたら、上空でカラスのような羽音。見上げるとオリイオオコウモリでした。でかい…。また、側溝には小さなゲンゴロウがいました。

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    麻婆豆腐定食

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    リュウキュウセスジゲンゴロウ

宿に戻って先程撮影した鳥の写真を確認していたら、クロツラヘラサギに混じってヘラサギがいたようでした。最終日、空港に戻る前にしっかりと観察しないと…、などと思いつつ1日目は終了。

2日目は本島中部で鳥と昆虫探し

2日目、午前中は宿から北上しつつ耕作地周辺で鳥を探しました。

昼食はキングタコス金武町本店でとりました。さすが人気店ですね、人が多い…。

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    タカブシギ

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    シロガシラ

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    タコライス

午後はさらに北上して本島中部へ。まずは止水環境を探ってみました。数は少なかったですが、水生昆虫を見つけることができました。

ウスイロシマゲンゴロウは今回目標としていた種のひとつで、本州南部から南西諸島に生息します。何とか2個体を確認することができました。ヒメゲンゴロウに似ていますが、腹面が赤色です。トビイロゲンゴロウは南西諸島に生息し、前胸側部の赤色が思っていた以上に鮮やかでした。クロゲンゴロウモドキと間違えてごめん…。

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    ウスイロシマゲンゴロウ

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    トビイロゲンゴロウ

また、弊社の相蘇がテクニカルノートに記載したモリモトケシカタビロアメンボも確認できましたが、これが非常に小さい…。
日本産Microvelia (Pacificovelia) について

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    モリモトケシカタビロアメンボ

続いて沢へ移動し、流水性の昆虫類を探してみました。

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    フタキボシケシゲンゴロウ

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    ウエノツヤドロムシ

フタキボシケシゲンゴロウは南西諸島で見られる種で、小さいですが丸くて上翅の一対の斑紋があります。ウエノツヤドロムシも南西諸島で見られ、こちらも小さいですが赤くてきれいです。2日目はこれで終了。

3日目は河口の鳥と水生昆虫

3日目も午前中は宿から少し北上して、河口へ鳥を見に行きました。昼食はソーキそばをいただきました。

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    クロサギ

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    イソヒヨドリ

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    ソーキそば

午後は狙いを水生昆虫に切り替えて近くの沢へ向かいました。下の写真の2種は共に南西諸島でのみ見られる種で、オキナワオオミズスマシは本州のミズスマシ類とは別格の大きさでした。

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    ナンセイカクツツトビケラ

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    オキナワオオミズスマシ

また、止水環境も探ってみました。オキナワマツモムシは沖縄本島のみで見られ、翅が赤色です。

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    オキナワマツモムシ

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    ソードテール

少し時間にゆとりがあったので、周辺の陸上昆虫も探してみました。ナナホシキンカメムシは南西諸島で見られるきれいなカメムシで、道沿いの木についてました。ナガサキアゲハは本州でも見られますが、南方の個体は翅の白斑がより顕著です。3日目はこれで終了。

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    ナナホシキンカメムシ

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    ナガサキアゲハ

4日目はお昼過ぎに飛行機に乗らなければならないため、早朝に出発して那覇周辺の干潟で鳥を観察しました。肝心のヘラサギは見られませんでした。

これにて今回の遠征は終了です。鳥類はシギ・チドリ類が渡来しており、これまでじっくりと見る機会がなかったので、良い経験となりました。昆虫についても、東北地方とは違う南国の生き物をたくさん見ることができて、貴重な経験となりました。時期や環境を変えればまた違った種に出会えると思いますので、機会があればまた行きたいと思います。

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